副社長の歪んだ求愛 〜契約婚約者の役、返上させてください〜
「お母さん、医師の説明を聞いたり、自分達でも調べたりしてみましたが、双子の育児は思っている以上に大変そうなんです。
僕もできる限り育児に関わるつもりでいますが、仕事もあるので限界があります。シッターを雇うこともできるんですが、他人が入ると、美鈴のストレスにもなりかねません。
そこで、僕達からのお願いなんですが、お母さん、美鈴の出産後、こちらでサポートをしていただけませんか?」

「お母さん。お母さんが無理なら断ってくれてもいいの。でも、私としてもお母さんがいてくれたら心強い」

母は、目を閉じて考えていた。



少しすると、小さくうなずいて話し出した。

「そうね。美鈴がこうやって、自分の思いを伝えて、助けて欲しいって言ってくれたんだもの。もちろん、手伝うわ」

そう言ってふわりと微笑んだ。

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