副社長の歪んだ求愛 〜契約婚約者の役、返上させてください〜
「美鈴がこんなふうに、素直な気持ちをぶつけてくれたのなんて、幼い頃以来かも知れないわね。なんか、すごく嬉しいわ」
「お母さん!」
「私ね、いろいろと考えていたのよ。どうしたら美鈴をら困らせることなく、美鈴に我慢させることなくいられるかって。
でね、気づいたの。私が、静岡にこだわらなければいいんだって」
母は苦笑しながら続けた。
「お互い、意地を張っていたんだろうね。
私も、静岡に家やお墓を残しても、美鈴を困らせちゃうだけなのに。
だからね、今はやりの終活じゃないけど、私も身軽にしていこうって考えてるのよ」
「終活って……」
「いやあね、暗い意味じゃないのよ。
実は、明日会う約束をしている友達に、こっちに来て仕事を手伝って欲しいって、前から言われてたの。その子、自分で事業を立ち上げてるのよ」
「じゃあ、お母さん……」
「待って。全ては明日、その子と話してからよ。でも、どう転んでも、美鈴の産後のサポートは、絶対にするわ」
「ありがとう、お母さん」
「お母さん!」
「私ね、いろいろと考えていたのよ。どうしたら美鈴をら困らせることなく、美鈴に我慢させることなくいられるかって。
でね、気づいたの。私が、静岡にこだわらなければいいんだって」
母は苦笑しながら続けた。
「お互い、意地を張っていたんだろうね。
私も、静岡に家やお墓を残しても、美鈴を困らせちゃうだけなのに。
だからね、今はやりの終活じゃないけど、私も身軽にしていこうって考えてるのよ」
「終活って……」
「いやあね、暗い意味じゃないのよ。
実は、明日会う約束をしている友達に、こっちに来て仕事を手伝って欲しいって、前から言われてたの。その子、自分で事業を立ち上げてるのよ」
「じゃあ、お母さん……」
「待って。全ては明日、その子と話してからよ。でも、どう転んでも、美鈴の産後のサポートは、絶対にするわ」
「ありがとう、お母さん」