副社長の歪んだ求愛 〜契約婚約者の役、返上させてください〜
「それで、どうして都内で働くことにしたのですか?」
「母に勧められたんです。田舎では、仕事もなかなかないので。本当は、高校を卒業したらすぐに働いて、母を支えたかったんですけどね。せめて、専門学校か短大でも通って、資格を取るように言われたんです。だから、短大からこっちに来て、そのまま就職活動もこちらでして、篠原さんと社長の山岸さんに拾っていただいたんです。
ただ、いずれは母の暮らす実家の近くで、仕事を探しながら、お見合いでもするつもりですけどね。母の近くにいたいので」
私の話をすると、東山さんはまた、一瞬だけ怪訝な表情をみせたものの、やっぱりすぐにいつもの笑みを浮かべた。
「あなたがお母様の助言を聞いてくださってよかったです。おかげで、こうして奇跡的な再会を果たせたので」
そんなふうに言われると、ドキンとしてしまう。
「母に勧められたんです。田舎では、仕事もなかなかないので。本当は、高校を卒業したらすぐに働いて、母を支えたかったんですけどね。せめて、専門学校か短大でも通って、資格を取るように言われたんです。だから、短大からこっちに来て、そのまま就職活動もこちらでして、篠原さんと社長の山岸さんに拾っていただいたんです。
ただ、いずれは母の暮らす実家の近くで、仕事を探しながら、お見合いでもするつもりですけどね。母の近くにいたいので」
私の話をすると、東山さんはまた、一瞬だけ怪訝な表情をみせたものの、やっぱりすぐにいつもの笑みを浮かべた。
「あなたがお母様の助言を聞いてくださってよかったです。おかげで、こうして奇跡的な再会を果たせたので」
そんなふうに言われると、ドキンとしてしまう。