白い便箋を太陽に翳してみれば・・
真っ赤に腫れ上がってしまった目は、昨日の夜に泣いていたことを伝えている。
ふと、近くにあった携帯を見てみる。

そこには、流星と交わした数えきれないほどのメールが沢山残されていた。
それを見て、また涙が溢れてくる。
あんなに幸せだったのに。

胸が苦しくて仕方がなかった。
あたしは、そのまま流星に電話をかけてみた。
もしかしたら電話に出てくれるかもしない。
あたしは、そう願いながら・・。

「おかけになった電話番号は現在使われておりません」

え・・？
うそ・・でしょ・・？
流星、携帯変えたの？
あたしは、床に崩れ落ちた。
あたし達・・本当に終わっちゃったんだ・・。
どうして・・？
何がいけなかったの。

あたしは、完全に流星に捨てられたんだ。
あたしはもう・・言葉にならなかった・・。
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