白い便箋を太陽に翳してみれば・・
本当に花恵の家族は、温かいんだなって、そう思った。

「もうご飯食べ終わっちゃったから、簡単なものしかないけど・・」

そう言って、花恵のお母さんはご飯を作ってくれた。

「さぁ、二人とも食べて!」
「「いただきます」」
「お口に合うかしら」

そして俺は、花恵のお母さんの作った料理を食べた。
「すっげー美味しいです!」
素直にそう思った。

花恵のお母さんの料理は、どれもが懐かしくて優しい味がした。

「よかった・・。喜んでもらえて」

それから俺達は、花恵のお母さんが作ってくれた料理を全部食べた。
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