白い便箋を太陽に翳してみれば・・
そんな気持ちを俺に教えてくれたのは全部、

花恵なんだ。

それから俺達は、次の日の午前10時の新幹線に乗って東京に帰った。



あれから一週間が過ぎた。

突然、俺の携帯に一本の着信が入った。
それは、カズキからで赤ちゃんが産まれた連絡だった。

電話越しのカズキは、すげー興奮していて、最初はその勢いに俺も固まってしまったけど。
「カズキおめでとう」
「ありがとな!」

そんな連絡をカズキとしてから、俺は花恵と日程を合わせてカズキの家に遊びに行くことになった。
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