溺愛ホリック
だって、ずっとそばにいたいって気持ちは変わりないから。



豹くんの腕に包まれて眠りにつく幸せを噛み締めたあの日。



豹くんへの愛はかけがえのないものだって気づいた。



「豹くんの隣にいて恥じないレディになります」

「だから柚子は今のままで十分だって」

「不満ないの?あったら直すよ?」

「ないね、別に」

「私もないよ。豹くんはカンペキだもん」

「褒めすぎもよくない」

「なんで?」

「調子乗って今すぐ柚子のこと襲える自信あるんだけど、」



襲われたいならもっと褒めてって·····。



ここは学校です、豹くん·····。



だけどキスくらいなら·····って思ったのが豹くんに伝わったのか。



吸い込まれるように2つの唇は重なった。



カーテンの隙間から漏れる光はまるで私たちの未来を照らしてるみたい。



豹くん、これからもよろしくお願いします!



祝、卒業!

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