ミッション!奪われた秘宝を取り戻せ!
しばらくした後、星彦たちはまた城へと向かって歩き始めた。ヘンリーを倒さなければならない。星彦は空音が生きていると信じている。だからこそ、再び歩くことを決めた。
木々が左右に生い茂る曲がりくねった道を進み、城の正門が見えてきた。二人の見張りが剣を手に立っている。
「クソ!俺たちは魔法が使えないしな……」
イライジェが敵を睨み付ける。魔法が使えるのは空音だけだ。星彦はうつむく。
「俺が行きます!」
透が緊張したように手を挙げる。ウィリアムとマルゲリータが「頼む」と真剣な目で言った。透は弓を星彦に預け、見張りの近くへ旅人を装い歩いていく。
「すみませ〜ん!ここに行きたいんですけど道がわからなくて……」
地図を手に透が訊ねると、見張りは「何だ貴様は!!」と剣を透に突きつける。
「旅人……と見せかけて勇者様ご一行だよ!!」
透はニヤリと笑い、見張りの剣を避けて殴りかかる。驚いたもう一人にも透は拳を叩きつけた。