悔しいけど好き
広大な我が家の畑はキャベツやほうれん草、旬のトマトやきゅうりなど様々な野菜を栽培してる。
朝早くから収穫し、選別箱詰めして市場へと運ぶ。
その他に提携してるレストランやホテルに納品し、残った規格外の野菜は家の前にある無人販売所に並べておく。
これが結構好評で朝から格安の野菜を求めてご近所さんが買いに来る。
「あら、凪ちゃん帰ってたんだねぇ」
「あ、おばさん久しぶり」
「手伝いかい、えらいねえ」
昔からの顔馴染みのご近所さんに挨拶しながら次々売れていく野菜の補充をしていると、つなぎを着て麦わら帽子をかぶった見慣れない人物がいることに気付いたおばさんがこそっと話しかけてくる。
「凪ちゃん、あの人見慣れないね?バイトかい?」
「あ、そうなの、今日だけだけどね」
適当に返事をしたら、後ろを向いてる男はそれを聞いて振り向いた。
「凪!そこ、ちゃんと説明する!」
「ええ?」
ブスッとした鷹臣は私の隣に立つとびっくりしてるおばさん達に愛想のいい笑顔を振りまく。
「どうも、凪の彼氏の鷹臣です」
「んまあ!凪ちゃんの彼氏!」
女子高生よろしくおばさん達はきゃあきゃあ言ってはしゃぎまくる。
朝早くから収穫し、選別箱詰めして市場へと運ぶ。
その他に提携してるレストランやホテルに納品し、残った規格外の野菜は家の前にある無人販売所に並べておく。
これが結構好評で朝から格安の野菜を求めてご近所さんが買いに来る。
「あら、凪ちゃん帰ってたんだねぇ」
「あ、おばさん久しぶり」
「手伝いかい、えらいねえ」
昔からの顔馴染みのご近所さんに挨拶しながら次々売れていく野菜の補充をしていると、つなぎを着て麦わら帽子をかぶった見慣れない人物がいることに気付いたおばさんがこそっと話しかけてくる。
「凪ちゃん、あの人見慣れないね?バイトかい?」
「あ、そうなの、今日だけだけどね」
適当に返事をしたら、後ろを向いてる男はそれを聞いて振り向いた。
「凪!そこ、ちゃんと説明する!」
「ええ?」
ブスッとした鷹臣は私の隣に立つとびっくりしてるおばさん達に愛想のいい笑顔を振りまく。
「どうも、凪の彼氏の鷹臣です」
「んまあ!凪ちゃんの彼氏!」
女子高生よろしくおばさん達はきゃあきゃあ言ってはしゃぎまくる。