婚約解消してきちゃいました?ヘタレ令嬢様のチートキャンプ!
「婚約は白紙に。…意義はありません」
言い切った。はっきりと言った。
これで…いいんだ。
「…ん?」
しかし、目の前の天帝様は微妙な表情をしている。気持ち首を傾げていた。
…あれ?
私、何か変なこと言ったかな。
「羅沙、僕の言ったこと本当にわかってる?」
「え?…ええ、だから」
「僕は、竜王の心から愛した人と結婚して欲しいって言ったんだけど…」
「ええ、だから私もそう思っております」
「だよね?そうだよね?僕もそう思う!」
「ですよね?なので、竜王様の正妃には、竜王様にも皆にも認められた御方をお迎え下さいませ。…私のような無知の田舎娘ではなく」
「…え?」
「…え?」
天帝様がまたしても微妙な表情をしている。
…あれ?あれ?
私、言ってること間違ってないよね。
天帝様と同じ方向の話をしているんだと思うんだけど。
この微妙な表情からして、何だか微妙に噛み合ってないような気がするのは、何故?
そして、天帝様は微妙な表情そのまま笑顔で呟いた。
「…何だか、僕たち話噛み合ってないね?」