婚約解消してきちゃいました?ヘタレ令嬢様のチートキャンプ!
「っていうか、羅沙、俺のこと『以前から貴方をお慕い想っておりました…』って言ってくれたよね?俺のこと、好きだってことでいいんだよね?なのに結婚しないとか、ないよね?」
「はっ…!」
そんなこと、ついつい暴露してしまった気もしますが。
「悪いけど、そういうことならこれからは俺は遠慮しないよ?」
遠慮しない?…よくわからないけど、容赦がない!今まで遠慮されていたのでしょうか?
今の竜王様、だいぶ意地の悪い表情をしてますが。
そんな竜王様の悪い笑みも、また眼福…いえいえ!
だいぶ意地悪じゃないですか?!
こんな容赦のない人だったなんて…!
しかし、打って変わってまたまた竜王様は深いため息をつく。
「…そんなにガーディアンになりたいのかね。羅沙は」
そして、どこか遠くを見ているように、無言となる。
何かを考えているみたい…。
「ガーディアン…いろいろ大変だよ?」
「は、はい…」
「しかも、神童との適合性もあるから、神術駆使できるようになっても、ぴったり合った相手が見つからないとガーディアンにはなれないんだよ?」