恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
「わたしのカレシが言いたくないけど、小笠原将輝で…」

「わたしの幼馴染は、高崎碧斗っていう…」

「うそっ!!それ特進の2大頭脳!」

「しかも高崎碧斗って超イケメンじゃん。」

「あ、まぁそうなんだけど…それがね…」

「何まだあんの?」

まゆりが額に手をあてた。

「小笠原くんて学校ではあんなだけど…じつはね。」

「なに?」

「超イケメンだったりして。」

「は?」

「杏。いいって。将輝のことは。」

「よくないよ。ほんとにびっくりしたんだからっ。」

「しかもサッカーめちゃくちゃうまくって。」

「はぁぁ???」

まゆりはついに頭をかかえてお弁当を食べることを放棄した。

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