恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
◇
足が治るまで、深雪先生から部活は休んでいいと許可が出たので、毎日、7時間授業の碧斗を待つ。
仕方なく課題をやったり、しながら…
もうすぐ期末だし、碧斗にも毎日課題出されてるし…
最近、碧斗と登校して、さらに碧斗と帰るもんだから、女子たちの視線が怖い…
廊下の通りすがりにいろんな嫌味を言われたりもする。
まぁ…仕方ないよね…
碧斗だもん…
今日は図書室で碧斗を待ってるところだった。
ら…碧斗からLINEで、
『もうちょい待ってて。』
ときた。
『りょうかい。』
返事して、さらに30分ほど待ってたら、碧斗が、小さな声で話しながら女子と一緒に図書室に入って来た。