恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!


碧斗は毎日学校へ補習。
特進は希望者だけだったけど、補習がある。
医学部を目指す碧斗は当然毎日学校がよい。

そしてそこには必然的にあの女子もいるわけで…
あのあといろいろ人伝えであの女子が、碧斗とはクラス違いの特進13組の仲上美紗都(なかがみみさと)という名前の女子だということがわかった。
特進の中でも頭はよく、テストの順位表では碧斗や小笠原くんについで名前がでてくる。
さらに、みんなからは、手の届かない美女で高嶺の花として見られており、男子の中でも話かけられる人は少数。その中でも一番近くにいるのが碧斗らしいってことがわかった。

碧斗は相変わらず、仲上さんのことは楽しそうにわたしにも話す。

「夏休み中に美紗都のお父さんの知り合いだったっていう医師の人に会わせてもらえることになったんだ。
外科医らしいくって、おれの父さんのことも知ってたって言ってるらしいから楽しみ。」

ってこの間もうれしそうに話していたっけ…

碧斗の進路にとっても仲上さんと仲良くすることはとっても必要なことだし、碧斗の夢もそれでかなうかもだし、なにより、同じ夢をおっかけてる人なんだから、一緒にいて楽しくないはずはない。


なんかモヤモヤ…する毎日。
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