恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
「仲直りしたよ。」

「あー。そなの?花火行ったの?将輝。」

「うん。わたしたち6人で花火見てたの。」

「6人?」

「うん。まゆりとナミと、んで、11組の男子3人いてね。一緒に見てたんだけど…その中の…」

「は?11組って誰だよ?」

碧斗が食いつく。

「え?名前は知らない。ただ、ナミのことを好きな男子が一人いたみたいで…その子がナミにべったりだったんだけど…そこに小笠原くんが突然現れて…『明日から俺はもう逃げない。おまえとつきあってるって宣言する。』って言って、ナミを奪ってったの。かっこよかった~。」

「は?」

「みんなあれは誰だろ?って言ってたけど…きっとびっくりするね。2学期になったらみんな。」

「ふうん。」

碧斗はなぜだか不機嫌そうだ。
うれしくないのかな?友達のことなのに…。

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