恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
「なんだぁ?」

明石くんが興味津々でそっちをみた。
わたしも一緒に見て、なるほど納得。

小笠原くんだ。

制服を着こなした小笠原くんのイケメンぶりと言ったら…

そりゃ女子騒ぐよね…

「え?あんなやつ特進にいたっけ?」

「うん。いたのよ。それが。」

「ふうん…ヤバイな。ありゃ。」

「うん。」



体育館で朝礼があったあと、ホームルームがあって、明日からの時間割や注意事項が配られてその日は終わった。

「杏。ごめん。今日大智と帰るから。」

「あ、うん。わかったー。」

ナミからも今日は将暉と行くとこあるからとLINEが入っていた。

そういえば…あのあと小笠原くんはどうなったのやら…。

そうだ、明日から日直って言われてたなと思い出し、職員室に向かう。

< 179 / 255 >

この作品をシェア

pagetop