恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
「杏。瀬田葉子(せたようこ)ってわかるでしょ?」

「え?なぜ?その名前を?」

一瞬、頭が真っ白になった。

「彼女は僕の母だよ。杏と僕とは…きょうだいだ。」

「え?」

あまりの衝撃に固まってしまったわたしは…日誌をバサリとそこに落とした。


このイケメンが…お母さんの…息子?


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