恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
「こっちに引っ越すことになって、杏に会えるかなって思ってたら、目の前で白波瀬杏って言ってる先生がいて…びっくりしたよ。運命みたいじゃないか?」

って言っても…わたしには突然のことで…混乱するばっかり…

「こんどうちに来なよ。お母さんには言っておくからさ。」

とそのとき言っていて…思わず

「うん。」

と言ってしまったのだ。



「京太郎。でもわたしがお母さんに会うってことは…やっぱりお父さんにも言っておかないと…」

「大丈夫じゃない?お母さん、今度白波瀬さんに言っておくからって昨日言ってたよ。」

「え?」

お父さん、お母さんとは連絡とってたってことだろうか?

「だから、大丈夫だよ。僕、毎日バスケ忙しいからさ。土日で昼からOFFのときあるからそのときにでも。」

「うん。とにかく待って。お父さんに言ってみるから。」

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