恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
京太郎はアメリカからきた転校生。
バスケがうまいので、アスリート科に転入。

わたしの産みの母、白波瀬葉子は、わたしが4歳のときに父と離婚後、渡米し、京太郎のお父さんである瀬田さんと出会い、結婚。

京太郎は瀬田さんと前の奥さんの子どもで、わたしと同じ16歳。
前の奥さんは白人系のアメリカ人だったらしい。小さいころからわたしの産みの母に育てられた京太郎は、ずっとわたしの話を聞いて育ったらしくてずっと会いたかったらしい。

「写真も何個も見てるから。ほんとに会いたかったんだよー。」

と言っていたけど…

わたしは知らないし…

というか母とは4歳の時以来会ってもいない。
手紙も電話も何もない。

知っていたのはお母さんはがアメリカに住んでて、今は瀬田葉子という名前だということくらい。
それはお父さんが教えてくれた。

だから再婚したんだろうなくらいに思っていた。

ほんとに…記憶の片隅に残ってるだけの人だ。

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