恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
ふうん…
まぁ…よくあることかもな…

杏はなんとも言えない顔をしてる。
まぁ…理由はなんであれ、両親が別れてつらい思いしてんのは杏なんだから…理由を言われたところで…だからな…子どもとしちゃあ。

「実はお父さんからも話がある。」

「話?」

杏が…怪訝な表情をしてる。

「ああ。碧斗も聞いてほしい。」

「えっ?俺?」

なんだ?
もしかして…

「お父さんは近々、結婚したいと思ってる。」

「え?」

それって…

「碧斗のお母さんの恵美子さんとだ。」

やっぱり…
そういう…話かよ…

< 205 / 255 >

この作品をシェア

pagetop