恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
◇
「なかなかいろいろなことがあった日だったな。今日は。」
めずらしく、杏の食後の後片付けを手伝ってる俺。
こんなこと…したことねぇなと思う。
けど…杏と話していたかったし…たまにはいいかなって思った。
最初フキンをもって食器を手に取ったとき、杏はびっくりしたみたいだったけど…
「そうだよ。疲れた…」
「ああ。でもまあよかったな。これで堂々と行けんじゃん。母親んとこ。」
「うん。碧斗が助けてくれたおかげ。ありがとう。」
ニコッと笑う杏にドキッとする。
「きょうだい…だね。」
「え?ああ。」
そうだった。おんなじ家に住むんだった。
やれんのか?俺?ちゃんと。
杏ときょうだいなんて…
「碧斗と…ずっと一緒なんだ…」
「え?」
「もう…わざわざベランダ通らなくてもいいから…いいね。」
杏は下向いたままお皿洗ってて…表情は見えなくて…
けど…けど…そんなこと言われたら…
「なかなかいろいろなことがあった日だったな。今日は。」
めずらしく、杏の食後の後片付けを手伝ってる俺。
こんなこと…したことねぇなと思う。
けど…杏と話していたかったし…たまにはいいかなって思った。
最初フキンをもって食器を手に取ったとき、杏はびっくりしたみたいだったけど…
「そうだよ。疲れた…」
「ああ。でもまあよかったな。これで堂々と行けんじゃん。母親んとこ。」
「うん。碧斗が助けてくれたおかげ。ありがとう。」
ニコッと笑う杏にドキッとする。
「きょうだい…だね。」
「え?ああ。」
そうだった。おんなじ家に住むんだった。
やれんのか?俺?ちゃんと。
杏ときょうだいなんて…
「碧斗と…ずっと一緒なんだ…」
「え?」
「もう…わざわざベランダ通らなくてもいいから…いいね。」
杏は下向いたままお皿洗ってて…表情は見えなくて…
けど…けど…そんなこと言われたら…