恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
ガラガラとベランダの窓が開き、ジャージ姿の碧斗が入ってきた。

あー。また頭ごなしに怒られて、言い返すこともできず、わたしは下僕に逆戻りするんだろうか…?

そう思いながらも、今日は絶対屈しないと心の奥で力をこめる。

「おまえ…」

あー…また怒鳴られる…

リビングのテーブルに向かって座ったまま、顔は上げずに目をギュッとつむったんだけど…

「似合ってるよ。それ。」

え…?

思わず顔を上げて、碧斗を見た。
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