恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!


「おい。入るぞ。」

来た…と思った。

あのあと、みんなでLINE IDの交換して、家に帰った。

中学入学前にお父さんが買ってくれたスマホ。
今までお父さんと碧斗と碧斗のお母さんしかいなかった友達が、今日で一気に3人増えた。

わたしは入学関係の書類を書いていたとこだった。
お父さんは忙しいし…そういうのは全部今までわたしがだいたいひとりでやってきてる。

お父さんは当然まだ帰っていない。

高崎家はうちのマンションの横だ。

碧斗のおうちはシングルマザー。
うちはシングルファーザー。

2人とも親は帰りが遅くて、隣に住んでて同い年ともなれば、親にとっては好都合。
「帰るまで2人で宿題やっときなさい。」で済む話なら2人の親も飛びつくってもの。

高崎家と白波瀬家はベランダのところの壁を壊して、フリーにした。
これでわたしたちはいつでも行き来できるってわけだ。

だから、碧斗はほとんど玄関からうちにはやってこずに、ベランダからやってくる。

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