恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
食べ終わってレストランを出て、2人でゆっくり歩く。

そしたら、
公園があって…カップルだらけだし、ちょっと寄ろうってことになって、2人でベンチに腰掛けた。

それで…寒いしくっつきたいなとか考えてたら…

「碧斗。誕生日おめでと。」

と、フワッと肩からあったかいマフラーがおってきた。

「うわ。杏がつくってくれたの?」

「うん。」

「わたしのと。イロチでおそろい。」

杏もカバンから取り出して、首に巻き付けた。

「俺のも巻いてよ。」

そしたら、杏が俺の前に立ってフワッと巻いてくれた。

「ふふ。」

「杏。」

そのまま、俺の膝の間に座らせて杏を抱きしめる。

「ありがと。めちゃくちゃ嬉しいわ。俺。」

「うん。」

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