恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
「な、なに?」

ついつい拒否態勢になってしまう。
返事をしつつ、窓の方へ体の向きを変え、視線を走らせる。

「おい。人と話すときはこっち向けよ。」

えっ…
って言ったって…

「はい…なに?」

ちょっとだけ、碧斗に視線を合わせる。

「いいわ。もう。着くし。ほら、降りるぞ。」

碧斗はいっそのことムッスリしてる…。

そのあとすぐ停車してドアが開いて、わたしたちは最寄りの駅でホームに降り立った。

わたしよりちょっと前を歩く碧斗。

わたしはちょっと後ろをおずおずと着いていく。

しばらく歩いたとこで、小中の同級生で碧斗と一緒にずっとサッカーやってた碧斗の友達の原西恭太(はらにしきょうた)に出会った。

「おう。碧斗!久しぶり!」
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