恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
自転車こいでるその男子は近くの公立に行ったはず。

「おう。恭太(きょうた)

「彼女か?碧斗。紹介しろ……ってえっ!?」

原西くんがわたしを覗き込んでから、のけぞった。

「うわっ!白波瀬さん?」

「こ、こんばんわ。」

こんなにびっくりされたらどう反応したらいいのやら…わからなくて…しどろもどろになる…

「いやー。かわいくてわかんなかったわー。ってことはついに付き合ったのか?」

原西くんがにこにこしながら碧斗を見た。

「付き合ってないよ!」

全否定するわたし。

いや…こんな地味なやつとなんてないって碧斗言ってたし…
付き合ってるとか人に言われただけでもキレられそうだし…
キレられたら面倒だし…

「たまたま電車で会っただけだからっ!」

とりあえず否定…。

なのに碧斗はブスッとしてるし…
原西くんはクスクスと笑いだした。

原西くんが笑ってると、碧斗は一層ブスッとして、そっぽを向いた。

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