恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
ほんとのとこは杏は全然冴えないことなんてなくて…

今はちっちゃくてガキっぽいけど、絶対将来いい女になるのは目に見えていて、俺は杏が成長してその辺の男が目の色変える時が来るってわかってた。

だから、それまでになんとか…って…思ってたのに…

結局小学校の女ボス迫田(さこだ)達から目をつけられた杏は、何かと絡まれるようになり、ある日トイレでイジメを目の当たりにした俺は、突然閃いたとある行動に出た。

杏を俺の下僕ってことにすればいい。

そしたら、迫田達に目をつけられずにずっと…俺のそばに置いておける…

俺が杏のそばを離れた方がいいのかもしれないなんて微塵も思わなかった。
俺は元来自己中だしワガママだし、杏が俺の横からいなくなるなんてあり得なかった。

ずっと守ってやるために…俺がそばにいるために…絶対はなさねぇ。

その日から…
杏は俺の下僕となった。

仕方ねぇ。杏。我慢しろ。
お前を守るためなんだ…。

そのかわり大人になったら…綺麗になったお前をずっと大切にしてやるから…。

得てして…中学の間ずっと俺の下僕となった杏だった。

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