恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
「白波瀬さんってさ。お前の何なわけ?可哀想すぎだろ?」

あまりにひどい俺の杏への扱いについに我慢できなくなった恭太が一度キレたことがある。

「俺お前のこと好きだったけどさ。もう無理だわ。親友やめる。女の子にこんなことするやつ俺無理だし。」

恭太は俺のまぎれもない唯一無二の親友だ。そいつに信用されないとなっちゃ俺も本心をカミングアウトするしかなかった。

だから恭太だけが知ってる。
俺のほんとの気持ち…。

そっから呆れながらも俺を見守ってくれるようになった。

何度も言われた。
バカだなって。
ちゃんと本心言えばいいじゃん?って。

けど、天邪鬼な俺が、杏に好きだと言えるわけもなく…
それに…認めたくないけど…杏は…俺のこと何とも思ってない。
ただの幼馴染。
なんなら、怖がってるくらい…

俺が好きだなんて言おうものなら、次の日から超絶避けられるに決まってた。

それはありえねぇ。
杏と離れたら俺が…耐えられねぇ…。

だから…ほんとに無理だったのだ。
告るなんて…

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