恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
そして、とりあえずテストのところだけでも…特訓をする俺…と必死で聞く杏…

おじさんは帰ってきて杏の部屋を覗くとにんまり笑って、今日はピザとるからと言ってくれた。

なにがあろうと、卒業させてやるっておじさんにも約束したんだから…

結局、ピザ食べながら勉強してテーブルの上で2人とも突っ伏して寝てたらしく、朝の光で気づいた俺は、杏の寝顔が隣にあって朝からドギマギする羽目になってしまった。

「おい!杏。起きろ。」

ドキドキを隠すために杏の肩をゆさゆさと揺さぶり、杏を起こすと、目をこすりながら顔を上げた。

「あれ?碧斗?あ…そっか…勉強教えてもらってたんだったね。」

さらに目をこすると、杏はよろっと立ち上がった。

「碧斗、朝ごはん作るね。」

そういいながら、一歩前に踏み出した杏だったけれど、床のテーブルに座ったまま突っ伏して寝てしまった状態じゃやっぱり体はかたまってしまってるのか、よろめいてバランスを崩した。

よろっとしてこけそうだったし、思わず手を伸ばし、杏を支えてやろうとした俺の上に雪崩かかるように杏が降ってきた。

「うわっ!」

杏が言いながら、俺の上に覆いかぶさる形で落ち着いた。

杏の顔が目の前にある。
そして、杏の身体の温もりと…杏の胸のやわらかい感触。

ヤ、ヤバイ…。
朝からめちゃくちゃ…ヤバイ…


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