歌舞伎町ボーイズ
 外食チェーンなど、3K労働が基本だった。


 特に歌舞伎町のマックなど、終夜営業だ。


 おぞましい外国人労働者などに混じって、働いているのだろう。


 俺も彼女の仕事ぶりは知らない。


 もちろん、客として、店に行くこと自体ない。


 それに、実際、ユキがクラープに来ることもないのだ。


 俺がホストとして、中年女性客相手にどんな商売をしているのか、彼女も目の当たりにすることはない。


 別にいいのである。


 お互い、仕事ぶりを知らなくて。


 ユキが、


「ケン、コーヒー飲む?」


 と訊いてきたので、

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