歌舞伎町ボーイズ
第27章
     27
 2019年11月3日午後4時19分。


 互いにベッドの中で眠り掛けていた。


 ユキがそっと、


「ケン、お腹大丈夫?」


 と訊いてきたので、


「少し腹減ってるかな?」


 と返した。


「じゃあ、何か作るね」


「ああ、頼むよ」


 彼女がベッドから出て、立ち上がり、キッチンに立つ。


 そして冷蔵庫から肉や野菜などを取り出して、包丁で切り、フライパンで炒め出した。


 いい香りがする。

 
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