お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。
甘すぎるキスは何度でも。



***


「うっ……先輩、いったいいつまでこうしてるつもりですか……っ」


「俺が満足するまで」


「えぇ……」


あれから1時間くらいが過ぎたんだけれど……。

部屋の中に入って、ベッドの上で後ろからずーっと抱きつかれたまま。



「杞羽が俺のこと避けてた分ちゃんと癒してくれないと無理」


「だってだって、それは暁生先輩が悪いじゃないですかぁ……」


「なんで」


「好きとか言わずにキスとかしてくるし……」


「好きだからするのに」


「うぅ……っ。というか、先輩はわたしのどこが好きなんですか……?」


まさか好きでいてくれたなんて思ってもいなくて。


先輩って人に興味や関心がなさそうで、自分以外の人とかどうでもいいとか思ってそうで。


それに、わたしみたいなのじゃなくても可愛い子や美人が嫌でも寄ってくるだろうし。

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