浮気男のシンデレラ
男3人は又、又合コン設定の作戦を
立てていた。

ビールや烏龍茶を、酌み交わしながら
来週土曜日の合コン。

「俺はパスするワ」

「エエッ、なんで?頭でも
打ったか?」
2人は体を乗りだして聞いてきた

「マジ好きな女が出来た。もう決めた
事だ彼女を探す。 だから土日は
彼女探しに没頭したい。」

慶一道は、この間の流れを2人に話た。
すると蒼太が、
「鷹斗につづいて慶一道まで?
おめえら、ジーちゃんの教えを忘れ
たのか?」




鷹斗は
「忘れてないけど佳代の事好きになっ
てしまったんだよ。



佳代も29だし、婚活するって言うから
誰かに取られる前にって思ってしまっ
たんだよなー。」



「で、このザマだよな。
嫁に隠れて遊び回って、何が
違うの?
独身時代と?」
蒼太は酒が回って来たのか鷹斗に
くってかかる。

蒼太のジーちゃん
鷹斗のジーちゃん
俺のジーちゃん

は同級生、しかも昔はイケメンだった
らしく、かなりモテたらしい。

ジーちゃん達の教えは俺らが物心つい
た頃からはじまる。

「えーかお前達は3歳だがもう3歳だ。
お前たちは長男だ、つまり
跡取りと言う事だぞ!

ここまではわかるか?」


正座させられた俺たちはモジモジ
遊びたい事を我慢して話を聞く。


「えーか‼
女は金をほしがる。
金、金、金
そんな女は金遣いが荒く、早まった
ら破滅するぞ!

お前たちの肩には何万の社員の生活
がある。
守るべき社員の生活があーるんじゃ

だ、か、ら‼️
30迄に、長子の嫁は先祖が見つけ
て来る、浮気出来ないような
えーえ嫁が来る。


30までは女遊びをして女とは?
なんぞやを考えろ!
えーか!はやまるなよ。

と、教えてくれた。
俺たちは27歳。先祖がみつけるまで
後3年ある。
蒼太はその事を言っている。





「おはよう☀陽和。」


「お、ママおはよう☀」

「副社長さん、大丈夫だった。?」

「大丈夫、大丈夫。もう次の日から
仕事来てるよ。」
陽和は母親の恋子に、ドリップしたて
の珈琲を差し出す。

ママは新聞を読みながら珈琲を飲む
何年も続いている日課。

パンの焼ける匂いに誘われるように
パパがピピとララの散歩から帰って
来る、これも我が家の日課だ。

ピピとララは去年クリスマスイブに
ママが副社長の祖父の家から貰って
来たダックスフンド。

来た時はちっちゃかったのに
今は成長して8キロになっていた。
この2匹には誰も勝てない。


朝からパンとサラダとハムエッグ
何故か昨日の残りの煮物がならぶ。

「さあ、今日も頑張るワ」
ママは、コーンスープを飲みながら
最後の一欠片のパンをポイッと口に
押し込んだ。

「あー美味しかった。デパートまで
乗せて行くから、急いで。」


「おう、」

パパもソファに畳み掛けてある
背広を翻し、出勤の用意をする。
少し白髪の混じって来た髪を綺麗
に撫で上げ、身体も鍛えているが
娘からみても、ナイスガイ﹏w
ママはデレデレにパパが好き。
何年経っても変わらない愛って、

いいなぁ。

私もパパみたいに愛し通せる旦那様
を確保したい。


「土曜日なのに大変ね。」


「そうよ、今日は会議なのよ。
新作のモデル選びよ。」

「副社長さんも!来るの?」

ママは笑いながら


「彼が責任者だもの。」

「倒れたんでしょ。大丈夫なの?」

「昨日も、遊び回ってたみたい
山岡くんが、心配して連絡くれ
たのよ、 遊ぶ元気があるから
大丈夫よ。若いしね、
回復速いよ。」


「じゃああの人も大丈夫ね。私も
先週酔っ払いを病院へ運んだの、
若い人だったよ。」

「へぇー、今の人ってぶっ倒れる
まで 飲むからねー」
そうママが言うと

「ママも相当飲んでるぞ
気をつけろよ。」

パパが口をいれてくる。
ママはケラケラ笑って、2人仲良く
出て行った。

ママはオーキッド化粧品会社の部長
さん、化粧品会社に勤めるだけあっ
てかなり若い。
よく、お姉さん?って聞かれる
母は訂正せず、超ご機嫌になる。

妹も母親似て美人系、私は童顔なせ
いか妹より下に見られる。

妹は今年大学を出たばかりの22歳
私は二個上の24歳。
だけど、母親、妹、私の順に数え
られる。

パパも大手デパートの部長さん。



ママが選ぶだけあって、今もモテる。
私はタイプじゃないけど、陽菜は
パパみたいな人を探すとパパを喜ば
せている。


だけどパパはママが気合いで手に
入れたと聞いている。
凄い争奪戦だったらしいけど・・・
ほんとかなぁ。

小さい頃から土日祭日仕事仕事、子供
の頃の土日祭日に遊びに行った
記憶が無い。



だけど夏休み、冬休みはパパの休みに
合わせて旅行に行った。
でもゴールデンウイークには何処にも
行けなかった。
ちょっと、寂しかったかもしれない。


まあママは娘から見ても綺麗だから
パパも直ぐ落ちたと思う。

妹の陽菜は、今年から某有名ホテル
に勤めている。

覚える業界用語や、色々あるらしく
大変そう。
今日は夜勤で10時頃ご帰還らしい。
そんな家族を持つ私は


大仏陽和24歳。

大学を出て武蔵野総合病院に勤務
高校は看護士を目指し看護科のある
学校へ進学した。
しかし、人の死に耐えきれず挫折
何とか根性で卒業迄がんばった。

大学進学を決めた。夜遅くまで
塾通い。高校2年で起動修正をするの
は、かなりの無理があったが頑張った。

大学に通いながらも通信教育を受け
医療事務の仕事に着く為いくつかの
免許を取得、一生の内で一番勉強した
と胸をはれる。



医療秘書を目指した理由は?、
テキパキテキパキ!仕事する姿が
何故か印象に残った。
綺麗だった。


やる気を持てば目標に向かう根性が
ある。
医療秘書一級もとれた。
履歴書にキチンと書いて面接に行った。
採用通知が来た時はホッとしたなぁ。
























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