愛というもの~哀しみの中で~
思い返すと、布団も敷きっぱなしでたぶんその枕元にケータイを置いたまま家を出た気がする。
今日は一回もケータイを見てなかった。もし大吾から連絡が何もなかったらっていう不安があったから…。
「茉莉ちゃんの目が腫れてる。彼氏と喧嘩した?」
私は首を横に振る。
「え~、私じゃ話せない?」
「そんなことない。昨日の夜に大吾のケータイに女の人が出たの。一緒に寝てるみたいだった…」
「うそっ、それってその女が言ったの?大吾くんは?それから電話無視してるの?」
私はまた首を横に振った。
「昨日は連絡もなかったし、うちにも来なくて…」
「今日の昼間に昌くんから茉莉ちゃんと連絡取れないって電話があったんだよ。」
「そっか、昌くんと仲良くなったんだね。」
私の思考は停止してた。
もう考えすぎて疲れていたし、ひどく体が重たかった。
「仲良くって言うか、前に送ってもらって連絡先交換してたの。茉莉ちゃん顔色悪すぎ。働ける?」
「うん…大丈夫。ごめんね、迷惑かけて…」
「そんなことないよ!ご飯食べてる?茉莉ちゃん何かあったら食欲なくなるタイプっぽいけど?」
「ハハッ、確かに。昨日の夜から何も食べれなくて…」
「えぇ~!待ってて私何か買ってくるから。スープ?ゼリー?アイス?おにぎりとか、何か食べれそうなものないかな?」
由実ちゃんは自分のお財布を握りしめ、立ち上がった。
今日は一回もケータイを見てなかった。もし大吾から連絡が何もなかったらっていう不安があったから…。
「茉莉ちゃんの目が腫れてる。彼氏と喧嘩した?」
私は首を横に振る。
「え~、私じゃ話せない?」
「そんなことない。昨日の夜に大吾のケータイに女の人が出たの。一緒に寝てるみたいだった…」
「うそっ、それってその女が言ったの?大吾くんは?それから電話無視してるの?」
私はまた首を横に振った。
「昨日は連絡もなかったし、うちにも来なくて…」
「今日の昼間に昌くんから茉莉ちゃんと連絡取れないって電話があったんだよ。」
「そっか、昌くんと仲良くなったんだね。」
私の思考は停止してた。
もう考えすぎて疲れていたし、ひどく体が重たかった。
「仲良くって言うか、前に送ってもらって連絡先交換してたの。茉莉ちゃん顔色悪すぎ。働ける?」
「うん…大丈夫。ごめんね、迷惑かけて…」
「そんなことないよ!ご飯食べてる?茉莉ちゃん何かあったら食欲なくなるタイプっぽいけど?」
「ハハッ、確かに。昨日の夜から何も食べれなくて…」
「えぇ~!待ってて私何か買ってくるから。スープ?ゼリー?アイス?おにぎりとか、何か食べれそうなものないかな?」
由実ちゃんは自分のお財布を握りしめ、立ち上がった。