愛というもの~哀しみの中で~
大吾も恭吾に相変わらずべったりでいつも一緒に遊んでいた。
こんなにいいパパになるなんて意外だった。
きっと大吾はこんな風に愛されて育ったんだろうなって思う。
そして、かならず大吾は私に「大好き」「愛してる」「いつもありがとう」って言ってくれていた。
大吾だって同じくらい頑張ってるのに。だから私もできるだけ言葉に出して気持ちを伝えるようにしていた。

恭吾が1歳3か月になった4月に保育園に入園し、私も昼間のパートとして保育園に預けられる時間帯で仕事に復帰した。どうしても早番や遅番ができずに、正社員としての復帰は難しかった。
同時に、由彰くんも1歳になり同じ保育園に入園して由実ちゃんも仕事に復帰した。

行事なんかも一緒に参加できたし、なにより保育園に行くことで家では触れ合えなかったものや人たちと触れ合っていろんなことを覚えて帰ってきた。
まだまだ一緒に遊ぶわけではないけど、おもちゃの取り合いをしながらも恭吾と由彰くんはいつも一緒にいるらしかった。
やっぱり一緒が安心するのかな!?
見ていて本当に二人とも可愛かった。大吾も昌くんも小さいころから一緒で仲良しだったみたいでそんな関係になれたらたのしいだろうなぁ、なんて勝手に想像したりする。
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