愛というもの~哀しみの中で~
「茉莉ちゃんごめん、俺…調子に乗りすぎた。マジでもう何もしないし、触らない。俺、待つから。茉莉ちゃんが俺のこと本気で信用出来るまで。だから今日のことまでなかったことにしないで。頼む。」
真剣な顔をしてそう言うと私に頭を下げる。
「わかった…私もごめんなさい。こんなんでごめん。だから謝らないで、頭を上げて下さい。」
私は震える手を必死に伸ばして芹沢さんの肩に手を置いた。
たぶん震えてるのも伝わったと思う。
「うん、ありがとう。また明日も来ていい?」
って頭を上げて困ったように聞くから私はうん、うん、と頷いた。
本当に芹沢さんはそれ以上触れて来ず、帰って行った。
私はしばらく震えが止まらなかった。芹沢さんはあの男とは違うってわかるのに…どうして怖くなったんだろう?
次の日も芹沢さんは校門で待っていてくれた。
なんとなく気まずく、俯き気味で歩いた。
でも昨日のような恐怖心は今のところなかった。
勇気を出して麦茶を飲まないか誘ってみたけど断られた。きっと気を遣ってのことだろうとわかっててもなんだか寂しかった…
真剣な顔をしてそう言うと私に頭を下げる。
「わかった…私もごめんなさい。こんなんでごめん。だから謝らないで、頭を上げて下さい。」
私は震える手を必死に伸ばして芹沢さんの肩に手を置いた。
たぶん震えてるのも伝わったと思う。
「うん、ありがとう。また明日も来ていい?」
って頭を上げて困ったように聞くから私はうん、うん、と頷いた。
本当に芹沢さんはそれ以上触れて来ず、帰って行った。
私はしばらく震えが止まらなかった。芹沢さんはあの男とは違うってわかるのに…どうして怖くなったんだろう?
次の日も芹沢さんは校門で待っていてくれた。
なんとなく気まずく、俯き気味で歩いた。
でも昨日のような恐怖心は今のところなかった。
勇気を出して麦茶を飲まないか誘ってみたけど断られた。きっと気を遣ってのことだろうとわかっててもなんだか寂しかった…