愛というもの~哀しみの中で~
そして今日は修了式、明日から夏休みだ。
通知表をもらった。今までなら施設のスタッフに見せていたがもう見せる人もいない…特別誇れる成績ではなかったが何とか赤点はなかった。
その日も芹沢さんは校門で待っていてくれた。
「お疲れ様!今日で終わり?」
「うん、明日から夏休み。って言っても昼間のシフトは変わらずで、入れる所は夜もコンビニのバイトに入れてもらいます。」
「えっ?まだ働くの?いやいや、若いからって無理しすぎ!」
でも少しでもたくさんお金が欲しい。
貯金もしないと助けてくれる人なんていない…
「大丈夫、店長もいい人だし、良くしてくれるから。それにお金がいるの。」
「なんで?そんな贅沢してる風じゃないだろ?借金?」
思わず首を振る。
「高校卒業に4年かかって、それからやっと資格とか仕事につながる事を習得するからその学校に行くのにお金もかかるし働ける時間も限られるかもしれないから。」
通知表をもらった。今までなら施設のスタッフに見せていたがもう見せる人もいない…特別誇れる成績ではなかったが何とか赤点はなかった。
その日も芹沢さんは校門で待っていてくれた。
「お疲れ様!今日で終わり?」
「うん、明日から夏休み。って言っても昼間のシフトは変わらずで、入れる所は夜もコンビニのバイトに入れてもらいます。」
「えっ?まだ働くの?いやいや、若いからって無理しすぎ!」
でも少しでもたくさんお金が欲しい。
貯金もしないと助けてくれる人なんていない…
「大丈夫、店長もいい人だし、良くしてくれるから。それにお金がいるの。」
「なんで?そんな贅沢してる風じゃないだろ?借金?」
思わず首を振る。
「高校卒業に4年かかって、それからやっと資格とか仕事につながる事を習得するからその学校に行くのにお金もかかるし働ける時間も限られるかもしれないから。」