愛というもの~哀しみの中で~
「もう片付け終わったんだろ?おいで。」
私が少し暗い顔になっているのに気づいて真さんは私の手を握ってキッチンから連れ出す。
お義母さんの前なのに…。手なんて繋いだら…。
「あらあら、酔っているのね。」
ってお義母さんは苦笑いしていたけどきっと変に思ったに違いない。
「ねぇ、母さんもこっちに来て。話しておきたいことがあるんだ。」
真さんは私を自分の隣に座らせてお義母さんを呼んだ。
話ってなんだろう?改まってする話って…
「父さんにはもう話してあったんだけど、俺、茉莉さんと生きていくよ。初めは責任感とかだったんだけど今では俺にとっても大切な人なんだ。一緒に恭吾を育てていきたいと思ってる。」
「えっ?でもあなた…。結婚はしないの?恭吾は大吾の子供でしょ。あなたはあなたで自分の家庭を持って…」
いきなりの真さんの告白にお義母さんは動揺していた。
お義母さんの言いたいことは十分にわかっているし、私も同じように思う。
「結婚はもし茉莉さんが了承してくれるなら茉莉さんとするよ。子供にはもともと興味がなかったし、そもそも結婚願望がない。だから恭吾のパパになるつもりもない。恭吾の父親は大吾だけだからな。茉莉さんも大吾の奥さんのままでいいんだ。でもこれから先ずっと俺が一番近くにいたい。」
私が少し暗い顔になっているのに気づいて真さんは私の手を握ってキッチンから連れ出す。
お義母さんの前なのに…。手なんて繋いだら…。
「あらあら、酔っているのね。」
ってお義母さんは苦笑いしていたけどきっと変に思ったに違いない。
「ねぇ、母さんもこっちに来て。話しておきたいことがあるんだ。」
真さんは私を自分の隣に座らせてお義母さんを呼んだ。
話ってなんだろう?改まってする話って…
「父さんにはもう話してあったんだけど、俺、茉莉さんと生きていくよ。初めは責任感とかだったんだけど今では俺にとっても大切な人なんだ。一緒に恭吾を育てていきたいと思ってる。」
「えっ?でもあなた…。結婚はしないの?恭吾は大吾の子供でしょ。あなたはあなたで自分の家庭を持って…」
いきなりの真さんの告白にお義母さんは動揺していた。
お義母さんの言いたいことは十分にわかっているし、私も同じように思う。
「結婚はもし茉莉さんが了承してくれるなら茉莉さんとするよ。子供にはもともと興味がなかったし、そもそも結婚願望がない。だから恭吾のパパになるつもりもない。恭吾の父親は大吾だけだからな。茉莉さんも大吾の奥さんのままでいいんだ。でもこれから先ずっと俺が一番近くにいたい。」