愛というもの~哀しみの中で~
拝啓
拝啓
流れる雲に秋の訪れが感じられる昨今ですが、いかがお過ごしでしょうか。
最近ではよくそちらの様子が見えないかと空を見上げることが多くなりました。
私たちより一足先にそちらに伺った私の主人、大吾は元気で過ごしているでしょうか?

身よりもなく愛を知らずに育った私に大吾と巡り合わせてくださったこと、心より感謝しております。
私は大吾と出会い、多くの愛をもらいました。まずは大吾の幼なじみである昌くん、今では私にとって兄のような存在です。次に由実ちゃん、かけがえのない友人です。そして何よりも最愛の息子恭吾を授かりました。
それから、大吾のお兄さんである真さん…もし大吾が生きていてくれたならば良い義兄妹として仲良くしていたことでしょう。ですが大吾を失ってしまった今、私の心の支えとして隣で見守って愛してくれています。
喉から手が出るほど欲しかった両親、大吾と真さんの両親は私を娘のように受け入れてくれています。
他にもいろんな形の愛を私はもらいました。
これらの愛は大吾に出会えなかったら受けることはなかったことでしょう。本当に私は幸せ者です。
少しわがままを言わせていただくと、もう少し、もう少し大吾と一緒にいたかったです。
私は周りの素晴らしい人々に支えられこれからも大吾を不安にさせないよう幸せに過ごしたいと思います。
だから神様、どうかそちらに一人でいる大吾を宜しくお願いします。本当は心配性で泣き虫だから、寂しくないように安心して過ごせる環境をお与え下さい。
そして、来世でまた大吾と巡り会えますように。宜しくお願いします。
末筆ながら、ご自愛のほどお祈り申し上げます。
敬具

            芹沢茉莉
神様
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