愛というもの~哀しみの中で~
《あとがき》

最後まで私の拙い文章にお付き合いいただきありがとうございました。

読んでくださる方がいらっしゃるから書き進められますし、すごく充実した時間を過ごすことができます。心からお礼申し上げます。

このお話はすごくすごくどうしようか迷ったお話でした。
まず、茉莉自身が別の妄想に出てきたシングルマザーでした。
そこで、茉莉がどうしてシングルマザーになったのか、でもそばで支える真の存在もあり、その馴れ初めは…なんて考えていたところ初めの妄想をそっちのけで考えていました。

もともと大吾のことはさらっと回想する程度で、真とのことメインで書くつもりだったのですがもう私自身が大吾が大好きで、どっぷりとはまってしまいました。

真さんとの出会いのシーンから書き始めたので、すごく迷いました。このまま大吾と幸せに暮らしましたじゃダメかなって…。
書き進めてみて無理そうならやめようと思っていてあと少し、あと少し、と号泣しながら書いているうちにだんだんと真さんのことも好きになれた気がします。

人の死についてこんなに考えたことはなかったと思います。
死んじゃったらどんなにあがいても生き返らない…知っていたけどこの話を書いていて実感しました。

題名についてもすごく考えました。
『愛』に恵まれなかった茉莉がいろんな『愛』に出会えたのかなって思います。
個人的には昌くんと茉莉の関係性っていうか、そこにある愛情がすごく素敵で好きです。
恋愛としての愛でもなく、兄弟や家族とも少し違った、でもすごく信頼し合える関係、だからこそ昌くんにだけ自分のことを話せたんだと思います。

このお話について話し続けるとこれから何ページにも及びそうです(笑)

最後まで本当にありがとうございました。
また機会がありましたらお付き合いよろしくお願いします。

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