愛というもの~哀しみの中で~
私は頷く。
そんな私の頭をよしよしとなでると、由実ちゃんはまた私の向かいの席に戻った。

「それで、クリスマスプレゼントはあのその時に使うコ、コンドームにしたんです…あのこの前由実ちゃんがかっこいいって言ってた昌くんが高いヤツ買ったら喜ぶよって言ってたから。」

「すごい思い切ったプレゼントだね!プレゼントはワ・タ・シみたいな?」

「引いちゃいますかね?ちゃんとできるかわからないのに…」

「フフッ、それって気持ちの問題だから大丈夫!彼もきっと初めから最後まで出来るなんて思ってないのかも?お泊まりはするんでしょ?キスは?」

そう聞かれて恥ずかしくて顔から火が出そうだ。
今までそんな話を誰ともしたことなかったし大吾とのこと話すのは何だかこそばゆくて照れる。

「う、うん…キスとぎゅーはします。」

「やだぁ、可愛すぎる。顔が真っ赤になってるよ。フフフッ」

「こ、こんな話…するのは照れます…」

「私は聞いてほしくて自分からノロケちゃうけどなぁ~!いいなぁ、その昌くん彼女と別れる予定ないよね?かっこよかったよね~!ってか彼氏ほしぃ~~!」

由実ちゃんは半ば叫ぶように言うから周りのお客さんから注目されてしまった…
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