憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
「…でも、もう近寄ってくる猛者はいないと思うけど、念のためだから」



「え…?どういう事でしょうか?」



「当たり前。
さっき、音羽は俺の彼女ってわかったはずじゃん」



何をいまさら、という風な表情の翼くん。


…彼女、か。
て、照れるなぁ。



「会長様は強いですね」



さすがはカリスマ生徒会長。

生徒が、逆らうなんてもってのほかだね。


「権力に頼ってるだけのかっこ悪い男だよ」



それなのに、そんなこと言うんだからさ。
翼くんは、ホントにわかってない!



「なに言ってるんですか!わたしや、生徒の皆さんにとって翼くんはヒーローなんですよ?」



この学園の生徒会長になるには、並の努力じゃ出来るはずがないんだから。


それをみんなわかってるのに。
分かっていないのは会長本人。




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