憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
「か、彼女?
…なんだ、それなら早く言えよ!知らなかったんだから許せよな!」



わたしを翼くんの彼女だと認識したのか、怯えた様子で去っていった先輩たち。



「音羽…、大丈夫か?」



そう聞く瞳には心配の色が浮かんでいて。

愛されてるな、って実感した。



「はい!大丈夫です。
翼くんがすぐに駆けつけてくれたから!」



だからね、心配かけないようにもっと自分が強くならなきゃだよね!


いつもこうやって助けてくれるとは限らないんだから。



「本当か?無理してない?」



「大丈夫ですよ?
もう、翼くんは心配性ですね〜」



そう言ってニカッと微笑んだら、翼くんは安心してくれた様子。



「なんかあったら良いなよ。遠慮とか要らないから」



「えへへ、はい!」



翼くんはヒーローみたいだね。

わたしの、大好きな自慢の彼氏さま。


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