幼なじみの不器用な愛情
二人は一緒にお花見に行くことを約束していた。
約束したのは火曜日の夜。

お互いに休日の合わない二人は仕事終わりに会う約束をした。

隆弘の運転で桜のきれいな場所へ向かう。
「疲れてるだろ?寝ていいぞ?」
「うんん」
「俺の運転、怖くないか?」
「全然。」
隆弘の運転は心地よくて華は安心できた。無茶なスピードは出さない。
「なんか聞くか?勝手にいじっていいぞ?」
「うんん。」
車の中は音楽もラジオも流れてはいない。
それでもその空間が心地よかった。
「寒くないか?」
隆弘なりにかなり気を使ってくれていることがわかる。
「大丈夫。ありがとう。」
「あぁ。」
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