小さな部屋で

好奇心と恋心

そして彼が躊躇しながら私に触れ、私と彼の唇が重なった。




「…私…これ…ファーストキス…」



私は、男の人と付き合った事が一度もなかった。

男性が多少怖いと、敬遠していた部分もあるからだ。



「まじで…俺なんかで、ごめんな…ましてや犯罪者だし」


「そんなの…気にしてない…」


次に私に降るキスは、探りあうような深い深いキス。

息が苦しくて、吐息のような声が口から出ると、何の音も聞こえない部屋にこだました。


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