Half in Doubt
......けど。
すみれ「......ない」
大輝「なんで?ポケットに入れてたはずなのに」
海斗「そういえば、荷物も何もないよね」
全員分のスマホはもちろん、バスに持ち込んでいたはずの荷物も、ここにはなかった。
慧「この部屋のどこかに......」
照「でも、さっきみんなで、確かめたよな」
零「誰かに盗られたってこと?」
すみれ「やっぱり私たち、閉じ込められたのかな......」
明るくなったはずの部屋は、すぐにどんよりとした空気で埋め尽くされた。
大輝「で、でも、まだわかんないじゃん」
宏太「......そうだな。バスが事故に遭って、たまたま近所の人が俺らを助けてくれたのかもしれないし」
照「だとしたら俺らかなりラッキーじゃない?」
慧「出られないのは、外が危険だから匿ってくれてるのかも」
愁「殺人鬼かクマがこの辺をうろついてる、とかね」
みんなを励まそうと、お兄ちゃん組が必死に頭を回転させてくれる。