Half in Doubt
照「何も言わなかったことが、逆に怪しまれる原因になったのかも」
愁「何かを隠してるって思われたってこと?」
すみれ「そんな......」
何かを喋っても、喋らなくても狙われる。
このゲームにもはや逃げ場はなかった。
照「誰が、岩本を......」
壁に拳を打ち付けてそう呟いた後、照はじろりと私の方を見た。
照「すみれ昨日、自分が裏切り者だって言ってたよな?」
すみれ「え」
亮平「ちょっと待てよ」
愁「俺が“すみれは裏切り者じゃないと思う”って言った時、照くんも頷いてたじゃん」
照「あの時はあの時、今は今だろ」
私を睨み続ける照にどう返答したらいいものかと困っていた時。
いち早く口を開いたのは、愁だった。
愁「そういう照くんだって、怪しいんじゃないの?」
照「は?」