Half in Doubt

それに、今この場で“投票してごめんなさい”なんて言えば、また誰に投票したかで論争が起きてしまうかもしれない。

今の私にできることは、視界が滲んでしまわないようにと唇をかむことくらいだった。

翔太「これで石の方が多くなっちゃったね」

まだ GAME OVER になっていないのは、私と愁、翔太、亮平の4人だけ。
そして、このことに一番責任を感じているのはきっと亮平だ。

翔太「俺、部屋戻ろうかな」
愁「俺はのど乾いたから下に行くけど、すみれも来る?」
すみれ「ううん、私はいいや」
愁「そっか」

それぞれ動き出した2人を見送ってから、私は亮平の部屋を訪ねた。

すみれ「亮平......?」

部屋の中から物音が聞こえてくるものの、ドアが開く気配はない。

亮平の声が聞こえてきたのは、しばらくしてからだった。
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