Half in Doubt

零「確か、2階の部屋も全面壁じゃなかった?」
亮平「そんな気がする。だって目が覚めてから俺1回も外の景色見てないもん」

この建物はどこにも窓がない。
外の空気を感じられるのは、天井近くの壁にある換気口だけ。

照「なんで窓がないんだよ」
慧「逃げられないようにするため、だったりして」

窓から外に出るのを防ぐために、すべての部屋が壁で覆われているとしたら。

海斗「それって......」

やっぱり私たちは閉じ込められたんだ。

誘拐?監禁?何かの事件に巻き込まれたってこと?
一体誰が、何のために?

まさか私たち......。

次々と恐ろしい考えが浮かんできて、自然と体が震える。

それを止めてくれたのは翔太だった。
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