Half in Doubt
投票時間は、昼12時......。
照「俺も、部屋に戻ってみてみる」
海斗「わかった」
海斗の部屋の前をいったん離れ、自分の部屋に入る。
時報のような仕組みになっているのか音は自動的に止んだ。
そして、画面には“投票時間です”の文字が表示されていた。
軽く深呼吸をして画面に触れると、表示されたのはメンバーの顔写真だった。おそらく虹彩認証の登録に紛れて撮られたんだろう。亮平の写真だけ、周りに人影がある。
照「......」
今この時点でみんなの注目を集めているのは海斗だ。
でも、さっきのやりとりで海斗が嘘を言っているようには思えなかった。
そもそもあの時、最初に海斗の名前を出したのは......。
そこまで考えて首を振る。
すっかりこの状況に飲み込まれてメンバーを疑い始めている自分が嫌になる。
だけど少しずつ減っていく投票時間には逆らえない。
覚悟を決めて写真を選ぼうとしたとき、俺はあることに気がついた__。